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日曜日の朝、自由が丘エリアを散歩していると、楽しそうにテニスラケットを持ったミドルエイジの女性達をよく見かけます。

きっとテニスサークルのお友達なんでしょうね。テニスはファッションもおしゃれです。

テニスを楽しまれているお客様の話によると、昔、テニスを楽しんでいたころのことを想い出して、約30年ぶりにテニスラケットを持つご友人も多いそうだとか。。


 久しぶりにテニスを再開されたご友人に共通していることは、「脳は、昔の感覚を覚えているんだけど。。腕や脚が思う通りについて行かず。。ちょっとがんばりすぎて練習したりすると肘が痛くなっちゃって。。」という、まさしく「テニス肘(上腕骨上顆炎が多い)」になる方が多いようです。


※なかには、「内側上顆炎」になる方もいらっしゃいます。

●フォアハンドで打った時に痛みが出やすい
●ゴルフ肘や野球肘とも言われている
●手首の屈曲や回内運動の繰り返しが多い

 

 「テニス肘」は、ずっと使っていなかった、手首の伸展筋を連続して使うことにより、筋肉の付着部分(外側上顆)に小さな断裂ができ、炎症を引き起こすことで起こるといわれています。


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■「テニス肘」になりやすい方の特徴は下記の通りです。
●上級者より初心者の方がなりやすい
●久しぶりに再開したテニス愛好家がなりやすい
●テニスをしていない人達もなる可能性がある
●シニアの発生頻度(41.2%)はジュニア(22.4%)の約2倍
●ウエスタングリップを行う筋肉ができていないため、ボールを打つときにラケットの衝撃で、腕が外側にねじれてしまう。(上腕骨上顆炎には、外側と内側があり、外側の方がなりやすい)

※テニスをひさしぶりに再開された方で「テニス肘」になりやすくなる大きな理由は、30年前に流行っていた、イースタングリップ(手首を固めて打つスイング)がクセになっている方で、今主流のウエスタングリップ(背屈、尺屈、回内させるスイング)への切り替えが難しい方だそうですが、例外もあるようです。

●手首の伸展や回外動作の繰り返し、手首の屈曲や回内運動の繰り返し時に疼痛、握力の低下を感じたり、握ると共に痛みを感じる方
●筋力の弱い中年女性
●バックハンドがうまく打てず、打った時に痛みが出やすい方
●フォアハンドで打った時に痛みが出やすい方
●ゴルフ肘や野球肘を経験したことがある方

もし、すでに「何かものをつかんで持ち上げる動作やタオルをしぼる動作をすると、肘の外側から前腕にかけて痛みを感じるが、何もしていないときには痛みを感じない。」という方は、「テニス肘」の可能性が大です。


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「テニス肘」は、一般的に年齢とともに肘の腱が痛んで起こるといわれています。原因については十分にはわかっていないようですが、主に短橈側手根伸筋(手首を伸ばす働きをする)の起始部が肘外側で障害されて生じると考えられています。 

「テニス肘」ではないかというお悩みで、ピュール施療院に来られるお客さま方には、問診後の触診時に3つの検査を行っています。

いずれの検査でも肘外側から前腕にかけての痛みが誘発されたら、テニス肘と疑っています。

1. Thomsenテスト
手首(手関節)を曲げるようにして、患者さんには肘を伸ばしたまま検者の力に抵抗して手首(手関節)を伸ばしてもらう。

2. Chairテスト
患者さんに肘を伸ばしたまま手で椅子を持ち上げてもらう。

3. 中指伸展テスト
中指を上から押さえるのに抵抗して、患者さんに肘を伸ばしたまま中指を伸ばしてもらう。

ピュール施療院では、下記のようにテニス肘の施術を行っています。

●手首・肘回りの骨の可動域調整、ねじれを戻す骨格調整、筋肉の柔軟性を上げる
●猫背を改善し、肩甲骨、肩関節、腰椎3番の骨格調整
※なお、野球肘、ゴルフ肘もほぼ同じ施術を行います。

そして、下記のRICEセルフ療法をご指導しております。

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●RICEセルフ療法
・Rest テニスはもちろん、痛みのある部分に同じ刺激を与える動きや運動を、炎症が治まるまで、一時中止することで、さらなるダメージを防ぎ、全身の血液循環を抑え患部への血流を少し、減らしていただきます。

・Ice ご自宅で患部を冷やしていただき、低温にすることで細胞の活動が緩やかになるため酸素、栄養素の必要量が低くしていただきます。その結果、2次的な細胞破壊を防げることにつながります。

・Compression 損傷した細胞や毛細血管からの出血・細胞液の漏出を防いでいただきます。

・Elevation 患部を心臓より高く上げることで、血流を緩やかにし、患部からの静脈の流れを促進して浮腫を最小限に抑える さらに保存療法もおすすめしております。

●保存療法
1. 手首や指のストレッチをこまめに行う。
2. スポーツや手をよく使う作業をひかえて、アイシングを行う。
3. テニス肘用のバンドを装着する

炎症が治まり、回復が認められたら、予防法をご紹介しています。

●ラケットの調整 ・ガットのテンションを落とす ・グリップを太くする
●軽くて、厚い、面の大きいラケットにする
●重さのバランスを変える
●ショック吸収を付ける
●肘・肩周りの筋力増強と柔軟性を高める
●テニス肘用のバンドか、保護サポーターを付ける
●ウォーミングアップのストレッチを忘れずに行う
●クールダウンはしっかりと行う

なお、「テニス肘」を予防するウォーミングアップのストレッチは、下記の要領で行うと改善効果が高まります。

■↓手首のエクササイズ(屈曲)(伸展)方法:

●前側 ・肘を伸ばした状態で、手のひらに手をかけて親指で手の甲を押しながら手前に引く。

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●後ろ側 ・肘を伸ばした状態で、手の甲に手をかけて親指で手のひらを押しながら手前に引く。

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どうぞ、予防と準備運動、運動後のアイシングを忘れずにテニスを長く楽しまれてくださいね。

もし、テニス肘やテニスによる腰や足首、肩の痛みが気になる方で、すぐに解決されたい方は、お早めにピュール施療院(自由が丘駅南口から徒歩1分)にお電話(03-5701-5701)、メール、または、下記のフォームから、どうぞ、お気軽にお問い合わせください。心からお待ちしております。 お役に立てるとうれしいです。

 

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